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軽自動車の交通事故 弁護士 林 裕介
1 はじめに
その利便性や維持費の負担の軽さ等から,軽自動車を利用される方も多いかと思います。実際,自動車検査登録情報協会の発表によると、今や軽自動車は,自動車全体の3台に1台の割合の多さとなっています。
2 軽自動車の交通事故の特徴
軽自動車は,街乗り用に作られていること等の理由から、交通事故のように大きな衝撃が生じた場合に、普通車の場合と比べて交通事故による被害が大きくなる傾向にあります。実際,交通事故総合分析センターの調査によると、軽自動車に乗っている際の交通事故による死亡者は、普通車に乗車中の場合よりも多い傾向にあります。
また,死亡事故にまで至らなくとも,むち打ちや肩・手足の骨折といった傷害を負ってしまうことも少なくありません。
3 軽自動車乗車中の交通事故における対応のポイント
このように,軽自動車乗車中の事故による傷害は,どうしても重症化する傾向にあります。この場合,治療やその後の後遺障害の取得などにおいて,不安を抱えてしまう方が大勢おられます。確かに,適切な賠償を得るためには,適切なタイミングで,適切な内容の診断書を医師に作成していただくこと等が必要です。
このため,治療中の不安を取り除いて治療に専念し,治療を終えた後に適切な賠償を得られるようにすべく,弁護士等の専門家のサポートを受けられることをお勧めします。